二人の体液でところどころ濡れたベッドの上。
僕たちはしばらく快感の余韻に浸っていた。
セックス後の気怠さが眠気を誘い、いつの間にか寝入ってしまっていた。
先に目を覚ましたのは僕だった。
気持ち良さそうに眠る美羽を起こしてしまわないようにベッドを出てテーブルに置いておいたミネラルウォーターを口に入れる。
美羽の分のペットボトルもベッド脇に持っていったところで、どうやら美羽も目覚めたようだった。
僕が微笑みかけると、美羽も照れくさそうに返事をする。
僕は手に持っていた水を美羽に手渡し、飲むように勧めた。
汗や愛液をたくさん出して乾いた身体を潤すように、美羽は美味しそうにミネラルウォーターを体内に取り込んでいった。
美羽が嬉しそうに頷いた。
美羽が嬉しそうに頷いた。
ラブホテルのお風呂としては一般的な広さの浴室。
少し冷めてしまった浴槽に熱いお湯を追加しながら、お互いの身体を洗いっこした。
浴槽の中では脚を開いて座った僕の前に美羽が座るような形で、恋人のようにイチャイチャしながら過ごした。
後ろから抱きしめるような形になったので当然、柔らかいおっぱいや敏感な陰核にイタズラもしつつ、とても楽しい時間を過ごすことができた。
会話は弾み、お風呂から出た後もいろいろな話をしながら着替えを済ませ、僕たちはホテルを後にした。
駅から少し離れたホテル街。
梅田にはよく来るという美羽も、足を踏み入れたことがないらしく土地勘など全くない。
普段、JRを使うことが多いということだったので、駅前まで彼女を送り届けてその日は解散することにした。
また会ってくださいね?
うん、またお誘いするね
笑顔で手を振り、改札の中に消えていく美羽を見送った後、僕も帰路についた。
その日の夜、美羽から届いたお礼のDMは驚くほどに長文で、そこまで喜んでもらえたと思うと僕もとても嬉しくなった。
女の子からここまで言ってもらえて嬉しくない男なんていないのではないだろうか。
彼女とは今も定期的にお会いして、セックスを楽しむ関係が続いている。
この話はこれで完結です。ご愛読ありがとうございました。