僕が浴室から戻ると美羽は少し驚いたような表情を見せた。
僕は彼女の隣に座るとそっと肩を抱き寄せた。
美羽の顎の下に人差し指を添えてクイッと持ち上げてソッと唇を重ねた。
力を抜いて柔らかくした唇をほんの少しだけ、小刻みに触れ合わせる度にチュッ、チュッ、チュッと可愛らしい音が鳴る。
心地いい刺激が美羽の口元をさらに弛緩させ、プックリとした柔らかい唇の間に隙間が拡がっていく。
開き始めた隙間に僕が舌を宛がうと、美羽も求めるかのように口を開いてくれた。
舌と舌が絡み合ってピチュ、クチュと淫靡な水音がムードのあるBGMと重なり、実にエロティックな空気を演出する。
舌をねじ込まれた美羽の口元から、少しくぐもった甘い声がもれ出る。
僕は舌の表面だけではなく、上顎の裏側や歯茎など彼女の口の中を舌先で刺激した。
彼女のあえぎ声はみるみる18歳の少女とは思えない艶やかで悩ましい声へと変化していった。
僕が唇を離して表情を確認したときには、美羽の大きな瞳は既にトロンと潤みを帯びており、半開きになった口からは熱い息がリズミカルに吐き出されていた。
僕が差し出した手に掴まってヨロヨロと歩く美羽の姿がとても愛おしくて、もっともっと気持ちよくなってもらいたいと感じてしまう。
ベッドに横になってもらう前に美羽が身に付けていた部屋着を脱がせた。
華奢な四肢はその気になれば片手で簡単に自由を奪えてしまいそうにか細く、僕好みの手のひらサイズの胸をクリーム色の可愛らしい下着が覆い隠す。
白い素肌とペールトーンの下着のバランスが絶妙で、ずっと見ていたくなるほどキレイだと感じた。
僕も下着姿になると、ベッド脇に座る美羽の隣に陣取り、背中に軽く当てた左手で優しく支えながらゆっくり彼女を押し倒した。
仰向けに倒れた美羽の下に与敷いた左手でか細い身体を抱き寄せながら、覆い被さるようにして唇を重ねながら右手を肩から二の腕のラインに指の腹が触れるか触れないかという強さで優しくなぞる。
気持ち良さに全てを任せたかのように瞳をトロンと蕩けさせ、口は半開きのだらしない表情で美羽が嬌声をあげる。
抱き合ったまま僕がベッドに転がると、美羽の身体も引っ張られて僕と向き合う形で横を向く。
ベッドから背中が浮いたところに右手を挿し込み、僕は手早くブラのホックを外した。
抗議の声でも上げようとしたのだろうか。
美羽が発しようとした言葉は僕のキスに遮られ、また甘い吐息へと変化していった。
テンションを失ったを軽く上にずらすと、ささやかな膨らみの頂点でツンと尖った蕾が顔を出す。
僕はこれでもかと存在を主張する突起に中指の腹を軽く乗せ、クニュクニュと円を描くように優しく動かした。
美羽の身体がピクピクと小さく震え、可愛いあえぎ声が部屋の中に反響した。
刺激を与える指を倒し、第一関節を使って前後に素早く指を振動させる。
僕の指が膨れ上がった蕾の上を通過する度に、指の側面が僅かな刺激にさえ敏感に反応してしまう部分を微かに擦って、美羽の身体がビクンビクンと律儀に反応する。
僕は上体を起こして、形のいい膨らみに舌を這わせた後、しきりに主張を続けるソレをそっと口に唅んで舌先でチロチロと捏ね回した。
美羽がシーツを強く握りしめながら叫んだ。
僕は構わず美羽の柔らかな膨らみを堪能し続けた。
まだ誰にも見せたことのない悦楽の表情。
美羽が外でいつも見せている“可愛い女の子の仮面”を取って、一匹のメスになった瞬間だった。
力を抜いて柔らかくした舌で口に含んだ部分全体をベロンベロンと愛撫しながら、右手を美羽のお腹からゆっくり下の方に滑らせた。
美羽の大事なところを隠す小さな布の股間部分は既にグッショリ湿っていた。
言いながらグッと指で圧力をかけると、小さな身体がまたビクンと反応する。
僕がパンツの淵に指をかけると、美羽も自ら腰を浮かせて脱がせやすいようにアシストしてくれた。
滑らかな肌の上をスルスルと布地が降ろされ、キレイに手入れされた小さな茂みが露になった。
小さなダイヤモンド型をした程よい長さに切り揃えられた秘毛からは清潔感と18歳という年齢には似つかわしくない女の色香が香り立つ。
僕は割れ目にそっと指を添え、グショグショに濡れた部分の先端で皮を被った”快楽の宝珠”を優しく撫でた。
いくら経験がないとは言え、自らの身体を慰めるときに幾度となく触れてきたであろう敏感な部分への刺激を予感したのか、美羽が消え入りそうな声で無意味な抵抗を示すが、その行為はむしろ自らの弱い場所を白状することに等しかった。
僕は溢れ出る愛液をたっぷり指先で掬いとり、陰核の周囲に塗り広げた。
指先がクチュクチュといやらしい音を立てながら滑り、その動きに合わせて美羽が淫らな声をあげる。
美羽が徐々に押し寄せる“気持ちいい刺激”を素直に受け入れはじめているように見えた。
ホックを外して上にずらしただけで、中途半端に身体に乗ったままになっていたブラジャーの肩紐を完全に外してベッドのすみに置き、一糸まとわぬ姿で陰核をやさしく捏ねられる快感に酔いしれ始めた美羽の姿を僕はじっくりと目に焼き付けた。
脚はより強い刺激を求めて大きく開き、シーツを握りしめた手には断続的に力が込められる。
もっともっと気持ちいいところに意識を集中してみて
耳元で囁いた直後にカプッと耳たぶを口に唅む。
美羽の身体がビクッと跳ねた。
歯が当たらないように注意しながら、唇で噛むようにして柔らかい耳たぶを挟みこみ、舌全体を使って耳元でクチュクチュと音を立てて美羽の聴覚を犯していく。
美羽の息遣いがどんどん荒くなっていく。
僕は大きく開かれた脚の間に移動して、怪しく蠢いて愛液を吐き出し続ける肉の合わせ目に顔を埋めた。
舌先を伸ばして、陰核を守る皮の上からベロンと舐めあげる。
強烈な快感から逃げるように美羽の腰がビクンと浮きあがり、それまでで一番大きな声が部屋に響き渡った。
美羽の腰を両手で下から抱きかかえ、改めて彼女の急所を集中的に舐めていく。
腰を浮かせて逃げようにも左右から押さえつけられた身体はピクリとも動かすことができず、美羽は押し寄せる快感を受け入れただあえぐことしか出来ないでいた。
最初は美羽の反応の微妙な違いをよく観察しながら、最も大きく反応する強さと速さを探り、単調に同じ刺激を与え続けた。
10分ほど同じペースで舐め続けていた頃だろうか。
それまで悩ましくあえぎ続けていた美羽が必死な様子で休憩を懇願し始め、僕の頭を両手で押して秘部から引き剥がそうとし始めた。
もしかしてどこか痛かった?
…けど、このまま続けられたらおしっこが出ちゃいそうで…
彼女の主張は悦楽の絶頂に達したことがない女の子たちがよく“ソコ”に至る過程でよく口にするものだった。
安心して全部任せて解放してみて?
たとえ本当に漏らしちゃって、顔にかかったとしてもそんなんむしろご褒美やから
嬉しいなぁ。
でも、それなら尚更この先どうなるのかを体験しておいてもらわないと。
会う度にイク直前でストップさせられたんじゃ、思いっきり楽しむこともできなくなっちゃうし…
個人差がある話やから絶対とまでは言い切られへんけど…。
今までの経験上、初めて絶頂に達する直前に美羽と同じことを言ってきた女の子がすごく多くて。
もちろん、そのまま続けておしっこを顔にかけられた経験は一度もないで?
美羽の表情にはまだ少し不安の色も残っていたが、僕は愛液と唾液でトロトロにふやけた桃色の肉の花に改めて唇を当てた。
チュッ、クチュ…クチュ…ピチャ…チュプ…
とめどなくあふれ出てくる淫らな粘液が僕の舌に掬い取られて官能的な水音となって二人の耳に届く。
美羽の両脚にグググと力が入り、僕の顔を左右から挟み込んできた。
腰を押さえつける手の力を少しでも緩めると、スグにでも僕の身体を跳ねのけてしまいそうなほどに力が入っていることが伝わってくる。
後頭部と腰でブリッジをしているかのように背中は浮き上がり、力いっぱい掴んだシーツがクシャクシャに絡めとられていく。
ああああああああぁぁぁぁッ!!
美羽の身体がガクンガクンと大きく跳ねた。
全身を使った衝撃は凄まじく、僕がベッドに押さえつけていた腰すらも2、3回ベッドから浮き上がっていた。
その後も美羽の全身はビクビクと痙攣を続け、声にならない声をあげながら虚ろな瞳で身体中で暴れまわる強烈な快楽に酔いしれる。
僕は絶頂の余韻を楽しむ美羽を優しく抱きしめ、振り乱してグシャグシャになってしまった髪をそっと撫でた。
でも…気持ち、良すぎて…やばかった…
それまでの気持ち良さとは全然違う感覚はあった?
しばらく抱き合ったまま、まったりとした時間が流れた。
美羽の呼吸が整ってきたことを確認し、僕がゆっくり顔を近付けると美羽も軽く目を閉じてキスに応じてくれた。
もっと気持ち良くなってもらうからね
今までの人生で感じたことのない絶頂感を味わった直後に告げられる“更に大きな快楽”。
美羽の表情にはほんの少しの不安とそれを覆い隠すほどの期待感が浮かんでいた。