にゅぷ、くちゅ…じゅ、ズズズズズ…
性器の位置を合わせてゆっくり腰を押し出す。
とめどなく愛液が湧き出る小さな淫穴は何の抵抗を示すこともなく、固く反り返った僕のおちんちんの進入を受け入れた。
か細い身体つきから想像できる通り鈴奈のアソコは狭く亀頭で肉を押し分けながら奥へ奥へと進んでいく。
ゆっくり入っていく間、鈴奈は呻いているかのような声をあげ続けた。
声だけで判断するなら苦しんでいるようにしか感じられないのだが、その表情は恍惚としている。
最奥へ到達したら、腰は動かさずに奥を圧迫するような形をつくって鈴奈の身体を抱きしめた。
…ナカからギチギチに押し広げられてる感じがして、ちょっとお腹が苦しいけど安心するぅ…
鈴奈の膣が僕のおちんちんの形に合わせて変形していくのを待ちつつ、僕たちは舌を絡め合った。
頃合いを見計らってゆっくり腰を動かしはじめる。
絡みつく肉襞がグチュグチュと淫らな音を奏でる。
うぅ…すごい締め付けてくる…
僕も声を抑えることなど出来る状態ではなくなっていた。
ゆっくり動くたびに二人の官能に満ちた声が重なり、何とも淫らな雰囲気が加速していく。
僕たちは互いの身体を一心不乱に求め、激しく抱きしめ合った。
すごい…っ!あぁっ!
鈴奈の嬌声が僕をさらに興奮させる。
鈴奈の両脚を左右の肩にそれぞれかけて、上から覆い被さった。
鈴奈の身体が「く」の字に折れ曲がり、当然のように淫穴も天井を見上げるような角度になる。
この体位になると重力を味方につけた僕のおちんちんは、労することなく女の子の奥の奥を穿つことができる。
人体の構造上、正常位での挿入では到達不可能な部分まで押し広げてゆったりとした腰の動きでグニュッ、グチュッと身体ごと鈴奈の奥を掻き回した。
おぐぅ…だめ゛ぇ
鈴奈の両腕が僕の背中をガッシリとホールドし、力任せに抱きしめてくる。
されるがままに全体重を預けてしまったのでは快感以外の刺激を与えることになりかねない。
僕もベッドに手をついて自らの上半身を支えながら奥を犯し続けた。
しばらく屈曲位を楽しんだ後、鈴奈の左脚だけを肩から降ろし、僕はその上に股がった。
反対の肩に残った右脚をムリのない角度に持ち上げつつ背中を軽く支える。
鈴奈の身体は必然的に横を向いた。
さらに身体の上側でダランと伸びた右手を掴んで鈴奈がうつ伏せになってしまうのを防ぐ。
四十八手にも数えられる「松葉崩し」の完成だ。
実際のセックスでは使えない体位も多い四十八手の中にあって、この体位は他では実現できない挿入角度で女の子に深い快感を与えることができ、僕の大好きな体位の1つだ。
あ゙ぁッ!お゙ぉふッ!
身体の奥深くから絞り出されているかのような低いあえぎ声が鈴奈の口から漏れ出てくる。
僕はさらに深く、深くを抉るように腰を打ち付けた。
ほんの数回ピストンを繰り返すと、鈴奈の背中がピーンと伸びて僕に掴まれた右手にもグググッと力が入る。
イ゙ギま…すぅ…
ううぅぅぅッ!
直後、鈴奈の身体が大きく波打ってお腹から下半身にかけての小刻みな痙攣を確認した。
奥を穿つおちんちんから精液を絞り取ろうとするように、淫穴が締めつけてくる。
あまりの圧に僕も堪らず、可能な限り奥まで押し込んだ状態でいったん腰振りをストップした。
が、あ゙ぁぁぁ…
イッた直後にもかかわらず、身体の芯を不意に抉られて“思わず漏れ出した”という形容がピッタリなうめき声がなんとも心地いい。
僕自身もイキそうになっていることを悟られないよう、身体を密着させて余裕ぶった表情の仮面をムリヤリ自分に貼り付けた。
こんなに簡単にイッちゃっててホンマに最後までもつ?
鈴奈からの返答はない。
それでもガクガク痙攣し続ける鈴奈の身体が僕の問いかけにハッキリ答えてくれているように感じた。
先に立ち直ったのは僕の方だった。
と言うか、鈴奈はもうセックスが終わるまで正気を取り戻すことはなかったのだが…。
僕は抱え上げていた鈴奈の右脚を元あった方向とは逆側にゆっくり下ろした。
軽く腰を持ち上げるてバックの体勢をつくる。
既にイキ過ぎてグッタリしている鈴奈は上半身を起こす気力もないらしく、うつ伏せのままお尻だけが高く上げられていた。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!
僕が腰を打ち付け始めると、肉と肉がぶつかる音が妙に大きく聞こえる。
心地良いリズムで響く乾いた音にだらしなく漏れるうめき声が混じる。
僕が腰を支えるのを止めた途端鈴奈の身体は崩れ落ちた。
逃げていく身体を追うように僕も覆いかぶさった。
寝バックの体勢になるともう鈴奈に逃げ場はない。
奥までしっかり押し込み、ゆっくり引き抜く。
重力が味方してくれるので奥深くを抉ることだって造作ない。
単純な抜き挿し。
それでも既に余裕などまったくない鈴奈はどんどん快楽の渦に沈んでいく。
イク…またイキますぅぅッ!
あああああぁぁぁッ!!
鈴奈の身体全体がビクンビクンと大きく痙攣する。
それでも重力の助けも借りて覆い被さる僕の身体は決して離れない。
快楽に震える華奢な身体の奥深くを追撃と言わんばかりに突き続けた。
…イッて…る、いま…
イッて、るからぁぁ……っ
この手の泣き言は男からすると「もっとして欲しい」と言ってるようにしか聞こえない。
僕はうわ言のようなあえぎ声を堪能しながら、さらに強烈な快感を鈴奈に叩き込んでいった。
しばらく続けていたが、寝バックの持つ最大の欠点が既に壊れ始めている鈴奈の助け舟になった。
その欠点とは“僕が感じている女の子の表情を見れない”こと。
声や身体の動きからも「気持ち良さそう」なことは間違いない。
それは分かっているのだが、僕の大好物とも言える淫らで艶やかなその表情が枕に埋まっているのでは個人的な興奮度が一段階下がってしまうのが本心だった。
頃合いを見てゆっくりオチンチンを引き抜いた。
愛液を纒った屹立がニュルンとその全体像を表した。
僕は手早く鈴奈の身体を反転させる。
あらためてお互いの性器の位置を合わせ、一思いに鈴奈の細穴を貫いた。
あッ!んっ、んぐぐ…
僕は唇を合わせて隣の部屋にまで聞こえそうな嬌声を抑えこんだ。
弛緩しきった女体はされるがままにすべての快楽を受け止める。
潤んだ虚ろな瞳は焦点が合っているようには見えず、だらしなく半開きになった口からは絶え間なく気持ち良さそうな声が漏れ出ていた。
…きて…きてぇ!
僕は腰の抽送を一層早め、部屋には二人の結合部から響く衝突音といやらしい水音が響き渡った。
ぅっ…あぁぁぁぁ…
僕の下半身がビクンと跳ねて、ゴムの中にはドクドクと精液が吐き出されていく。
とてつもない気持ち良さに漏れ出る声は止められず、寄せては返す波のように腰が何度も意に反した動きを繰り返す。
鈴奈も同時にイッてくれたようでビクビクと身体を痙攣させながら僕の身体を強く抱きしめてくれていた。
しばらくの間、僕たちは陰部で繋がったまま快楽の余韻にひたった。
鈴奈の女性らしい柔らかい肌の感触が事後の倦怠感に心地良い。
抜いてからも使用済みのゴムとお互いの陰部のぬかるみだけ手早く処理して引かれ合うように抱きしめ合っていた。
ありがとね
僕が口を開くと鈴奈もふへへと嬉しそうに笑った。
その後、僕の暴れ馬はしっかり復活したが、さすがにグッタリとする鈴奈に二回戦を持ち掛けるのは気が咎める。
一緒にシャワーを浴び、おしゃべりを楽しんでから僕たちは仲良く手をつないでホテルを後にした。
あんなにグチャグチャにイカされて苦しかったはずなのに癖になっちゃいそうです
鈴奈は僕の見立て通りのドMちゃんだった。
今回のようにこのブログやツイッターを通じて出会ったお相手とのセックスではお互いに目的もハッキリしている点で心から楽しめる土壌がしっかりと整っている。
「こんな事言ったら引かれちゃうんじゃ…」なんて考える必要もないし、“したいこと”“したくないこと”を遠慮なく伝え合えるからこそ、最高に気持ち良くなれるのだろう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この話はこれで完結です。ご愛読ありがとうございました。