気持ちいいと感じたことがありません
今回、僕に抱かれてみたいと連絡をくれたのは22歳のアパレル店員さん。
最初から「会う」と決めて連絡をくれていたこともあり、空いている日の確認と会う場所等の必要最低限とも言えるやりとりで待ち合わせが決まった。
待ち合わせは平日の仕事終わり。
京橋の辺りなら出て来やすいとのことだった。
知り合いに見られると気まずいので、少し駅から離れた場所で待ち合わせでも大丈夫ですか?
彼女の希望もあり、ホテル街に入っていく少し手前の信号を目印にした。
DMでやりとりを続けながら、僕が待ち合わせ場所に到着したとき、まったく同じタイミングで携帯片手に反対側から歩いてくるかなりスリムな女性が一人。
DMで聞いていた服装ともピッタリ一致してる。
顔が小さ過ぎて大半がマスクで隠れてしまっていたため表情はあまり読み取れなかったのだが、目元が少しホッとしたように変化したことがとても印象的だった。
ひなのを促し、ホテルの立ち並ぶエリアへと歩を進めた。
あまり歩き回るのもはばかられるので、とりあえず手近にあったホテルにチェックイン。
ホテルの外にデカデカと表示されていた値段があまりに安かったので少し不安はあったのだが、入ってみると内装かなりキレイで、二人して少し驚いてしまった。
僕は駅前のコンビニで買ったばかりの2本のペットボトルを取り出した。
私、夏はソルティライチしか飲まないんです。
僕が買ってきた2本にたまたま彼女がいつも飲んでいるというソルティライチがあったから良かったものの、今後は相手の女の子の飲み物の趣味は聞いておくべきだなと感じた瞬間だった。
マスクを外した彼女は年齢よりも大人っぽい顔をしていた。
女優の桐谷美玲さんを思わせる美人さんだ。
コロナ禍以降特に感じるのが、マスクを外す瞬間の微妙な空気だ。
今まで隠していた素顔を相手に初めて見せる瞬間は、やっぱりちょっと恥ずかしい気持ちになる。
ひなのも同じことを感じていたようで、僕がこの事を口にした瞬間「わかるー!」と二人で盛り上がった。
少し打ち解けてきたところで、順番にシャワーを浴びることにした。
僕が先に浴室に入り、浴槽にお湯を溜めながら身体をサッと流した。
ひなのがシャワーを浴びてる間には快感に浸ってもらうための準備を進める。
枕元のパネルをあれこれ触って部屋の明かりを調節できる範囲を確認し、準備してきたコンドームをベッドから手の届きやすい位置にセットしておく。
バスタオルを体に巻いた姿で、ひなのが部屋に戻ってきた。
色気がすごいなぁ笑
僕の率直な感想を受けて、ひなのは少し恥じらうように俯いた。
僕はベッドに座り、隣のスペースをトントントンと手で示して彼女を呼んだ。
ひなのが嬉しそうに僕の隣に来てちょこんと座った。